高級住宅に使用する設備や木材とは?

高級住宅で特にこだわるべき重要な設備とは

高級住宅の設備の中でも、特に重要なのが空調です。家のどこにいても温度差を感じさせない快適性に加えて、風圧や動作音がストレスにならない配慮や、メンテナンス体制が整っていること、耐久性や安全性、そして部屋の雰囲気を損なわないデザイン性などが高い水準で求められます。季節によって寒暖がはっきりしている日本において、空調は住まいの快適さを左右する要素と言えるでしょう。

衣食住の「住」が高級住宅と住環境そのものであるならば、住宅の中にあって「食」を司るキッチンも重要な設備となります。快適に料理ができる広さはもちろん、清潔さを保ちやすいIHクッキングヒーター、使いやすく清掃も容易なシンク、洗い物を楽にする食洗機など、気持ちよく料理と食事を楽しむためには様々なこだわりが欠かせません。もちろん、内装そのものも過ごしやすい環境を整えるためにはしっかりとこだわる必要があります。

高級住宅で使われる木材とは

高級住宅においては、使用する木材もしっかりとこだわる必要があります。住宅で使われる木材の中でも、ミズナラやケヤキは日本の住宅建築において使用される機会が多いです。柱や梁、土台などの構造材には、先述したケヤキの他に、加工のしやすいトドマツや耐久性に優れたカラマツがよく使われます。床や壁、階段などで木目の美しさにもこだわるならば、ヤチダモが良いでしょう。ウォルナット材でツヤのある質感を追求するのもおすすめです。

希少価値の高い木材を使う場合は、マホガニーやチークを使うとよいでしょう。マホガニーは柔らかく加工がしやすいことから特に価値が高い上に、乱伐によってワシントン条約で規制されるほど希少性が高い木材です。なお、マホガニーに関しては代替木材を使用して雰囲気を再現することもできます。予算に余裕があれば、こうした希少性の高い木材で高級感を出してみるのも一興でしょう。